モナコインが攻撃に!ブロックチェーンの危機!?

モナコインが攻撃に!ブロックチェーンの危機!?

速報追記:XVG/Vergeが攻撃されてる模様…

PoWチェーンへの攻撃が頻発中…


 

 

先日、ブロックチェーン最大の事件とも言われている攻撃が

騒ぎになっています。改ざん不可能で、安全性のあるということで

将来世界に普及すると言われているブロックチェーンでしたがその信用にも関わってくる

事件が発生したのです。

モナコインへの攻撃

今回標的となったのは日本で人気仮想通貨のモナコインです。


Block Withholdig Attackといわれます。

日本語訳がないのですが、「ブロック隠し持ち攻撃」といったところです。

マイナーは発掘するブロックが見つかると、通常すぐにネットワークにブロードキャストします。

ブロードキャストというのは、取引データをネットワーク上の不特定多数に送信することです。

これにより、不特定多数の人が取引を確認することができるので信用にもつながっています。

 

しかしながら、ハッシュパワーが勝っているなどの有利な条件があれば、

見つけたブロックを敢えてブロードキャストせずに、

裏で隠して次のブロックを掘り続けるということが出来てしまいます。

それが今回起きた事件です。

青が通常のブロックチェーンです、

分岐したことにより、下に隠れブロックチェーンが存在しています。

この隠れチェーンを犯人は独り占めしてマイングし続けます。

ハッシュパワーが強いので、通常のチェーンより長くなっていきます。

ハッシュパワーとは マイニングを行う上で、必要な処理能力を表す数字です。

この間に、攻撃者がターゲットの取引所にモナコインを入金します。

(今回はLivecoinという取引所がターゲットになったようです。)

例えば取引所が3確認で入金をOKしている場合だと、

下記の図の赤い矢印のところで、入金完了となります。

そして、すぐに入金したモナコインを他のコインに換金して取り出します。

そして、取り出したあとに攻撃者が裏で隠れて掘っていた

一連のブロックチェーンを一気にブロードキャストしました。

ブロックチェーンではこのように分岐が起きたときに、

どちらのチェーンを正式とするかのルールが決まっています。

それは、ブロックが長く続いているほうのチェーンです。

ということで、今回隠れてマイニングされていたブロックチェーンがメインの

チェーンとなってしまい、画像上の元々のチェーンは消滅してしまうのです。

ブロックの再編成(re-organization)とです。

攻撃者が掘っていたチェーンのほうでは、取引所に送ったはずのコインは

別のアドレスにおくられているように書き換わっています。

それがマイニングされていますので、

取引所のほうでは、うけとったはずのコインが消えるということになります。

今回では1000万円ほどの損失が出た模様です。

これが今回起きた攻撃です。今回攻撃されたのは

モナコインでしたが、Powというマイニング方式をとっている仮想通貨で

一定のハッシュパワーを得てしまうと可能になってしまうということです。

 

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攻撃への対策

モナコインの開発者のワタナベ氏は、

「PoWコインである以上は避けられない問題であり、

承認数を上げる以外に有効な手段はない」と発言しています。

承認数を3としていたのを10などにするなど、取引所にも変更はかわってくると思います。

POSへの以降や、PoWとPOSのハイブリッドなどの改良の選択肢などもあるようで

今後の動向に注目です。

 

マイニング方式POWとPOW

POWは今回のモナコインや、ビットコインもこのマイニング方式を

採用しています。計算を頑張った人が頑張った分だけ報酬を貰えるのが

POWといった感じです。

POSは、その仮想通貨の保有量に比例して新規発行の仮想通貨が貰える仕組みです。

イーサリアムなどが採用しています。

今回でPOWは危ないのか!?という議論になってしまいますが、

例えば、PoSではNothing Stake問題というセキュリティ欠陥があります。

保有数の多い人は、どこからでもチェーンをやり直すことができるのです。

初めのブロックにおいて100%を保持している人がいれば、

チェーンをすべて作り直すこともできてしまいます。

アルゴリズムには完璧なものは存在せず、一長一短で、

特性や安全性を理解した上で選択されるものです。POWを採用しているから

危ない!保有しないでおこうなどという理解はやめておきましょう。

 

今回の事件の衝撃

今までは攻撃というと取引所に対するハッキングなどでしたが、

今回の攻撃はブロックチェーンそのものに対する攻撃で、

被害額以上のインパクトがあったのではと思います。

すでに相場はそこまで影響されてないようですが、

ブロックチェーン=改ざんされない

というイメージがありましたが、そうしたことにも

メスをいれる事件となりました。

確かに、ブロックの中の取引記録が改ざんされた訳ではありませんが、

実質ブロックチェーンの書き換えが行われたと言っても過言ではありません。

これからも議論はされていくと思いますが、

保有者に出来ることは、こういった事が起こりうるという

知識をつけることが対策だと思います。

 

 

 

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